エビデイエビナイ電子工作

やったことの記録

2019-01-01から1年間の記事一覧

CPU創ってみた

タイトルでお察しかと思いますが、名著「CPUの創りかた」の4bitCPUである「TD4」を実際に創ってみたという記事になります。 n番煎じどころではないのですが、一応記録としてブログにも残しておこうと思います。(ツイート貼っただけですが) CPUの創りかた -…

STM32のレジスタを叩く。 #2 ~UART編~

今回はUARTを使ってみます。 STM32F446は、4つのUSARTと2つのUARTを持っています。このうちUSART2は、NucleoのUSB-シリアル変換機能によって、基板上のUSBポートからアクセスすることが出来ます。 まずはGPIOと同様、ペリフェラルにクロックを供給することか…

STM32のレジスタを叩く。 #1 ~GPIO編~

今回はGPIO編です。早速Lチカからやってみましょう。 エディタでSrcディレクトリにあるmain.cを開くと、CubeMXが生成した初期化コードが記述されています。 この初期化コードには、CubeMXで設定したピンの機能やクロックの設定等が反映されています。CubeMX…

STM32のレジスタを叩く。 #0 ~準備編~

お久しぶりです、気づけば前回の投稿から約半年が経ちました。アウトプットって続かないですね。 この半年間を振り返ると、応用情報技術者試験にも無事合格し、ネットワークスペシャリストを受験したり、初めてハッカソンに出場してモノづくりをしたり、また…

Arch Linuxをインストールしたので備忘録

※一部記事の内容が古くなっていることがあります。実際にインストールを行う際は、Arch Wikiの最新のインストールガイドに従ってインストールすることを推奨します。 Arch Linuxをインストールしたので備忘録として手順を残しておきます。 ※この記事はあくま…

aitendoの超小型OLEDを使ってみる #2

AVR

前回の記事では制御ICの初期設定と画面の表示を行いました。 が、この状態では画像データRAM(GDDRAM)の初期化を行っていないため、ノイズが表示されてしまいます。 GDDRAMの構成 ノイズをクリアするためには、GDDRAMをすべて0で初期化する必要があります。 G…

aitendoの超小型OLEDを使ってみる #1

AVR

aitendoでOLED(有機EL)モジュールを購入しました。 http://www.aitendo.com/product/14959www.aitendo.com M096P4(BL)は画面サイズわずか0.96インチ、基盤寸法は29x27mmという超小型OLEDモジュールです。 高輝度、高視野角で、I2Cで通信を行うため小ピンマイ…

LPCマイコンでARM開発 #3 ~割り込み編~

LPC

LPC1114FN28は、ARMのCortex-M0というコアを搭載しています。ARM Cortex-Mシリーズのマイコンには、NVIC(Nested Vectored Interrupt Controller) と呼ばれる割り込み専用のコントローラが内蔵されています。 NVICは、割り込みの種類に応じた割り込みハンドラ…

LPCマイコンでARM開発 #2 ~書き込み編~

LPC

今回は書き込み編です。 前回の記事では書き込み用のhexファイルを生成するところまでやりました。今回は、実際に生成したhexファイルをマイコンに書き込んでいくのですが、まずは簡単なプログラムを書いてみます。 簡単なプログラムを書いてみる MCUXpresso…

LPCマイコンでARM開発 #1 ~開発環境構築編~

LPC

秋月でLPCマイコンを購入してみました。 LPC1114FN28/102 LPCマイコンは、NXPセミコンダクターズ社(元PHILIPSの半導体事業) が販売している32bitマイコンで、ARMアーキテクチャを採用しています。 今回購入した LPC1114FN28/102 は、ARMマイコンでは珍しいDI…